特定技能「自動車整備」採用ガイド
2026/2/3
自動車整備業界では、慢性的な人手不足が続いています。
若年層の減少や整備士の高齢化により、現場を支える人材の確保は多くの企業にとって重要な経営課題となっています。
こうした状況の中、即戦力となる外国人材を採用できる制度として注目されているのが、特定技能「自動車整備」です。
【 特定技能「自動車整備」とは 】
特定技能「自動車整備」は、一定の技能と日本語能力を持つ外国人が、日本国内の整備工場などで自動車整備業務に従事できる在留資格です。
単なる補助作業ではなく、実務を担う整備士としての就労が認められています。
・外国人が従事できる主な業務は以下のとおりです。
・日常点検整備(オイル、タイヤ、ブレーキ液などの基本点検)
・定期点検整備(法定点検)
・分解整備(原動機、走行装置、かじ取り装置など)
一方で、自動車整備と無関係な業務のみを行わせることや、専門性を伴わない単純作業のみへの配置は認められていません。
【 外国人が特定技能を取得するための条件 】
特定技能「自動車整備」で就労するためには、外国人本人が以下の条件を満たす必要があります。
① 自動車整備分野特定技能評価試験に合格
学科試験(〇✕式30問)および、点検・分解・組立作業などの実技試験に合格することが求められます。
② 日本語能力の証明
日本語能力試験N4以上、または日本語基礎テストに合格していることが条件です。
なお、技能実習2号(自動車整備)を良好に修了している場合は、技能試験・日本語試験が免除され、特定技能へ移行できるケースもあります。
【 受け入れ企業に求められる要件 】
特定技能外国人を受け入れる企業側にも、一定の要件があります。
・地方運輸局長の認証を受けた整備事業場を有していること
・1級・2級整備士など、外国人を指導できる体制が整っていること
・生活・就労支援(事前ガイダンス、住居確保、日本語学習支援など)を実施すること
・初めて受け入れる場合、4か月以内に自動車整備分野特定技能協議会へ加入すること
これらはすべて制度上の必須要件であり、適切な運用が求められます。
【 外国人採用を成功させるためのポイント 】
特定技能制度を活用した採用を成功させるためには、以下の点が重要です。
報酬は日本人整備士と同等以上に設定すること
特定技能では、国籍による待遇差は認められていません。技能や業務内容に見合った評価が、定着につながります。
給与の支払いは銀行振込で行うこと
適正な賃金管理は、制度遵守だけでなく、外国人材との信頼関係構築にも欠かせません。
就労・生活支援を丁寧に行うこと
言語や生活習慣の違いを理解し、安心して働ける環境を整えることが、長期雇用の鍵となります。
制度を正しく活用し、安定した人材確保へ
特定技能「自動車整備」は、人手不足に悩む整備事業者にとって、長期的な人材確保を実現する有効な選択肢です。
制度を正しく理解し、適切な支援体制を整えることで、外国人材は現場を支える大きな戦力となります。
当社では、特定技能制度の導入支援から人材紹介、受け入れ後のサポートまで一貫して対応しています。
外国人採用をご検討中の企業様は、ぜひお気軽にご相談ください!